デフレ対策 2010 1 10

書名 日本銀行は信用できるか
著者 岩田 規久男  講談社現代新書

 「日本銀行は、
1%から3%の範囲にインフレ目標値を設定した上で、
長期国債の買い入れに制限を設けることなく、
買い入れを進めるべきだ」
 私は、以前、インフレ目標値に関しては反対でした。
しかし、今は、こうした手法も考えざるを得ないと思うようになりました。
 今回のデフレは、
前回のデフレ(2003年頃まで?)と明らかに違うと思います。
あの時は、「良いデフレ論」という新説が飛び出すなど、
まだまだ余裕があったのです。
 しかし、今回のデフレは、そんな余裕などなく、
深刻さを感じる機会が増えました。
 これは、本当に疲れて、つらいことであり、
買い物は妻に任せればよいのですが、
私は、消費の現場を知るために、
なるべく時間を作って、
GMS(総合スーパー)、中小のスーパー、専門店、
百貨店、コンビニエンスストアを見に行っています。
はっきり言って、小売側にも消費者側にも、余裕などなく、
いつ終わるとも知れない、
値下げという「チキンレース」を繰り返していると思います。
 デフレは、日本経済を破壊してしまうでしょう。
そもそも、資本主義というものは、
適度なインフレを前提としていると思います。















































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